美容学校を出て、その後も東京に残って、先生のお手伝いをし、技術を磨きました。 当時の川越は田舎です。若いきれいなお嬢さんを助手に二人連れていきましたら、珍しがって新聞記者が毎日遊びにくるのです。 そうしたら川越の在の方から、お太鼓締めて、自転車に乗って、朝から晩まで、お客さんが来るわ、来るわ、もうびっくりしてしまいました。そんなふうで、ものすごく繁盛したわけです。 いま思いますと、わたしの選択、「美容」という仕事は、決して間違いではなかったと思っています。いや、これに勝る選択はなかったと思います。 |
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