ワインディング競技
- 出場資格 美容師免許取得者及び学生(通信生を含む)
- モデルウィッグ(指定なし)
- ワインディング
(現国家試験新課題)平成23年2月以後
- フロントは左の生え際から右斜め後方に巻くスタイルとする。
フロントを除き、センターはトップからネープまでを後方に巻くスタイルとする。
バックサイドからネープまでは後方に、生え際に沿ってラウンドするように巻くスタイルとする。
サイドの耳上部は下方向に巻くシンメトリースタイルとする。
- 使用するロッドの本数の合計は、太さ10mmから13.5mmのものを4種類使用した上で、ショートロッドを含め50本以上55本以内とする。
(前国家試験課題)平成23年以前
- (1) ノーパート、シンメトリー構成、フロントからネープの方向に巻き、サイドは下方向に巻く。ブロッキングは競技時間内に含まれる。
- ロッドの太さは12o以内のものを4種類以上、60本以上使用する。
両課題共通
- 霧吹きの中は水のみとする
- 輪ゴムのかけ方は1本一重とし、ロッドの中央にロッドと平行になるように掛けること。必ずワインディング用ペーパーを使用する。
- 競技時間 20分
(ブロッキングは自由であるが、行う場合は競技時間内で行う)
- 競技に関する制限及び禁止事項(違反した場合は減点もしくは失格)
- 選手の服装は、競技に相応しいものとし、上衣は白いもの、下は黒又は濃紺のスカート又はスラックスとする。靴は、ヒールの低いものとする。
- 競技中、他の選手に迷惑をかけるような言動及び監視委員の指示に従わない等の行為には退場を命じることがある。
- 競技中、選手同士又は観客と会話をしてはならない。
- 競技中、用具の貸し借りはしないこと。
- 審査は万力をはずし、机の上にウィッグを置いた状態で行う。
カット&ブロー競技
- 出場資格 美容師免許取得者
- モデルウィッグ(全美連指定)
- モードスタイル
この課題は、モードスタイルを制作するものである。ヘアスタイル制作にあたって技術性を重視し、作品に独自の創造性、ファッション性が表現されるものとする。
- 競技時間 40分
- 競技に関する制限及び禁止事項(違反した場合は減点もしくは失格)
- 競技は連合会が指定するモデルウィッグを使用して行う。
- 選手の服装は、競技に相応しいものとし、上衣は白いもの、下は黒又は濃紺のスカート又はスラックスとする。靴は、ヒールの低いものとする。
- 競技中、選手同士又は観客と会話等はしてはならない。
- 競技中、用具の貸し借りはしてはならない。
- 競技中、他の選手に迷惑をかけるような言動及び監視委員の指示に従わない等の行為には退場を命じることがある。
- モデルウィッグの髪は、競技開始前に完全に濡らし、オールバックにシェープしておく。選手は髪が濡れた状態からカットに入らなければならない。
- 万力は、競技中机に固定しておかなければならない。(万力は、選手が持参すること)
- 万力に挟むタオルなどは白色とする。
- 競技終了後、選手はモデルウィッグに一切触れてはならない。
- 競技終了後、選手は直ちに器具その他のものを持って退場しなければならない。
- 審査中、モデルウィッグは固定された万力の上に置き、指示された方向に向けなければならない。
- 事前カットは一切認めない。
- ネオンカラー(蛍光色)を除きカラーの選定は自由である。
- カラースプレーは禁止する。
- モデルウィッグのパーマ、カラーリング、メイクは自由とする。ただし、ストーン及びタトゥー(絵)等は禁止する。
- )ヘアピース、かつら、ヘアアクセサリーは禁止する。
- ネックレス等のアクセサリーは禁止する。(イヤリングは使用可能であるが、競技時間内に着けなければならない)
- ウィッグに洋服は取り付けない。(首にスカーフを巻くことも禁止する)
- 整髪料は自由とする。
- 競技に必要な全ての器具の使用を認める。
- 電源は1人1.2kwまでとし、コンセントは1口用である。
- 控室に電源の設備はない。
[注]モデルウィッグは、大会当日の朝、競技前に監視委員が厳重に点検を行う。
ヘアスタイル競技
- 出場資格 美容師免許取得者
- モデルウィッグ(全美連指定)
- クリエイティブ・ファッション
この課題は、ブローテクニックを最大限に活用して、感性に富んだ独自の創造性・ファッション性・芸術性が表現され、進歩的なヘアスタイルを制作するものである。
- 競技時間 25分
- 競技に関する制限及び禁止事項(違反した場合は減点もしくは失格)
- 競技は連合会が指定するモデルウィッグを使用して行う。
- 選手の服装は、競技に相応しいものとし、上衣は白いもの、下は黒又は濃紺のスカート又はスラックスとする。靴は、ヒールの低いものとする。
- 競技中、選手同士又は観客と会話等はしてはならない。
- 競技中、用具の貸し借りはしてはならない。
- 競技中、他の選手に迷惑をかけるような言動及び監視委員の指示に従わない等の行為には退場を命じることがある。
- モデルウィッグの髪は、競技開始前に完全に濡らし、オールバックにシェープしておく。選手は髪が濡れた状態からカットに入らなければならない。
- 万力は、競技中机に固定しておかなければならない。(万力は、選手が持参すること)
- 万力に挟むタオルなどは白色とする。
- 競技終了後、選手はモデルウィッグに一切触れてはならない。
- 競技終了後、選手は直ちに器具その他のものを持って退場しなければならない。
- 審査中、モデルウィッグは固定された万力の上に置き、指示された方向に向けなければならない。
- 結い上げ、まとめ髪は禁止する。
- ネオンカラー(蛍光色)を除き、カラーの選定は自由である。
- カラースプレーは禁止する。
- ヘアピース、ヘアアクセサリーは禁止する。(イヤリング、ネックレス類は使用可能であるが、競技時間内につけなければならない。)
- メイクは自由とする。(ただし、ストーン及びラメに類似するもの並びにタトゥー(絵)等は禁止する。)
- ウィッグに洋服は取り付けない。(首にスカーフを巻くことも禁止する)
- 競技に必要なすべての器具の使用を認める。
- 電源は一人1.2kwまでとし、コンセントは1口用である。(2口用コンセントは禁止する)
- 控室に電源の設備はない。
[注]モデルウィッグは、大会当日の朝、競技前に監視委員が厳重に点検を行う。
ストリートカット競技
- 出場資格 美容師免許取得者
- モデル使用
- サロンスタイル
この課題は、必ずカールパーマ、カラーリングを事前に施したモデルに対し、カット及びブローで、一般的なサロンスタイルを制作するもので、審査は全体的なトータルバランスで行うものとする。ヘアスタイル制作に当たっては、作品に独自の創造性、ファッション性が表現されるものとする。
仕上がりは芸術的であったり、凝りすぎていてはならず、また、スプレーをかけ過ぎてはならない。カラー及びデザインは極端であってはならない。
- 競技時間 40分
- 競技に関する制限及び禁止事項(違反した場合は減点もしくは失格)
- 選手の服装は、競技に相応しいものとし、上衣は白いもの、下は黒又は濃紺のスカート又はスラックスとする。靴は、ヒールの低いものとする。
- 競技中、選手同士又は観客と会話等はしてはならない。
- 競技中、用具の貸し借りはしてはならない。
- 競技中、他の選手に迷惑をかけるような言動及び監視委員の指示に従わない等の行為には退場を命じることがある。
- モデルは、大会から提供されるケープを着用しなければならない。
- モデルの髪は、競技開始前に完全に濡らし、選手は髪が濡れた状態から始めなければならない。
- カットは、全頭3p以上カットしなければならない。(事前点検時に撮影し、競技終了後監視委員が確認する。)
- ヘアスタイルの制作にあたって、モデルは選手の手助けをしてはならない。ただし、道具の手渡しは認められる。
- モデルのケープは、競技終了前にとらなければならない。
- 競技終了後、選手はモデルに一切触れてはならない。
- 競技終了後、選手は直ちに器具その他のものを持って退場しなければならない。
- 審査中、モデルは指示された方向を向き、座ってポーズをとり、審査時間の2/3が過ぎた時点で立ってポーズをとらなければならない。
- 全体の1/3以上のパーマ(根元、中間、毛先の範囲は問わないがストレートパーマは認めない)が施されていて仕上がりに反映されていなければならない。
- ヘアピース、ウィッグ、つけ毛(ヘアエクステンション)、へアアクセサリーは禁止する。
- イヤリング、ネックレス類は使用可能であるが、競技時間内に着けなければならない。
- 結い上げ・まとめ髪は禁止する。
- ネオンカラー(蛍光をともなった色)を除きカラーの選定は自由である。ただし、極端なものではなく、営業の範囲にとどまるものでなければならない。
- カラースプレーは禁止する。
- メイクは自由とし、事前に施すものとする。ただし、ストーン及びタトゥー(絵)等は禁止する。
- 整髪料は自由とする。
- 競技に必要な全ての器具の使用を認める。ただし、シザーケース(施術中に腰やベルトに下げてはさみ等器具を収納する革製等のケース)は禁止する。
- 電源は1人1.2kwまでとし、コンセントは1口用である。
- 控室に電源の設備はない。
アップスタイル競技
- 出場資格 美容師免許取得者
- モデルウィッグ
- この課題は、モデルウィッグによるアップスタイルを創作することである。
アップスタイルは、現代の流行を取り入れたもので「およばれ」「パーティ用」とする。
ウィッグは、事前にオリジナル(カラー巻き、ブロー)の上、ドライングを終了して会場入りすること。
- 競技時間 20分
- 競技に関する制限及び禁止事項
- 選手の服装は競技に相応しいものとし、上衣は白いもの、下は黒又は濃紺のスカートまたはスラックスとする。靴は、ヒールの低いものとする。
- 競技中選手同士又は観客と会話等はしてはならない。
- 競技中用具の貸し借りはしないこと。
- 他の選手に迷惑をかけるような言動をしたり、監視委員の指示に従わない場合は退場を命ずることがある。
- 万力は選手が持参すること。
- 競技場および控室に電源はない。
- ヘアダイ、ブリーチ、ヘアアクセサリーの使用は可とする。
- ヘアピースは不可
- 手グシが入る状態からスタートする。
- メイクは自由とする。
- ウィッグに着物及び洋服は取り付けない。
黒留袖着付競技 (第一礼装)
- 出場資格 美容師免許取得者
- ボディを使用して行う(ボディは肩までの高さ130cm位)
- 黒留袖着付
- 競技水準の向上と営業の発展に寄与し、中振袖・花嫁化粧着付競技へ向けてのワンステップとして設けた競技。
- 競技は「ボディ修正、長襦袢着付」までの作業と「黒留袖着付、帯結び」の作業に分けて行う。
- 長襦袢着付までの作業は、監視委員立会いの下に控室等で行い、黒留袖着付、帯結びの作業は競技場で行う。
- 競技時間
長襦袢、着物の衿とじの作業 控室にて作業 … 20分
補整、長襦袢着付までの作業 控室にて作業 … 30分
黒留袖着付、帯結びの作業 競技場にて作業 … 20分
- 競技に関する制限及び禁止事項(違反した場合は減点もしくは失格)
[禁止事項]
- 競技中、選手同士又は観客と会話等をしてはならない。
- 競技中、用具の貸し借りはしないこと。
- 競技中、他の選手に迷惑をかけるような言動及び監視委員の指示に従わない等の行為には退場を命じることがある。
- 帯に形付けをしたり、帯結びの過程につながる過度のたたみ方をしておくことは認めない。
- 帯や着物などに糸印をつけておくことは認めない。
- 極端に完成されたボディ修正用具の使用は認めない。
- ボディ補整のパットやタオルはとじ付けてあってはいけない。
- 帯のアクセサリーは認めない。
- 袖の錘(オモリ)用の板紙等の使用を認めない。
- ものさし類の使用は認めない。
- 助手の使用は一切認めない。
(ただし、競技用具の搬出入のために助手を控室に立ち入りさせることは差し支えない。)
[制限事項]
- 選手の服装は、競技に相応しいものとし、上衣は白いもの、下は黒又は濃紺のスカート又はスラックスとする。靴は、ヒールの低いものとする。
- 前身ごろの衽の縫目と「おはしょり」の縫目はそろえること。
- 帯結びは二重太鼓とする。
- 帯あげ、帯じめは中心で結ぶこと。
- 着付けは、第一礼装、年代は40代を想定した着付けとする。
[準備事項]
- 黒留袖の衿とじは、衿肩開きまでとする。
[衣裳類持込に際しての禁止事項]
- a.黒留袖
- 身幅にアールをつけて胴部を絞った仕立ては認めない。
- b.長襦袢
- 半衿は無地とする。
上下セパレートのものは認めない。
後衿の力布は、あってはいけない。
- c.帯
- 特定のひだの折癖が強くつけられているものは認めない。
- d.着付小物
- コーリンベルトの使用は認めない。
- その他の注意事項
- アイロンは使用できない。
- 控室に電源の設備はない。
- ポーズは両袖を後ろに振り、扇子は帯の左側に差し込む。
- 競技用具の準備(選手が準備するもの)
- a (1)ボディ(2)黒留袖 (3)袋帯・丸帯 (4)長襦袢 (5)帯〆・帯あげ (6)衣裳敷き(並判)(7)衣装入れ
- b 小物付属品 「肌襦袢、裾よけ又はワンピース型肌着、腰ひも、伊達巻(2本)、ボディ修正用具(ガーゼ、コットン、タオル)、帯枕、帯板、クリップ類、衿芯、扇子」
- c 裁縫用具
中振袖着付競技
- 出場資格 美容師免許取得者
- ボディを使用して行う
- 中振袖着付
通常成人式のとき用いられるもので、袋帯(六通又は全通)を使用したもの。
競技は、「ボディ修正、長襦袢着付」までの作業と「振袖着付、帯結び」の作業に分けて行う。
長襦袢着付までの作業は監視委員立会いの下に控室等で行い、「振袖着付、
帯結び」の作業は競技場で行う。
- 競技時間
長襦袢、着物の衿とじの作業 控室にて作業 …… 20分
補整、長襦袢着付までの作業 控室にて作業 …… 30分
振袖着付、帯結びの作業 競技場にて作業 …… 20分
- 競技に関する制限及び禁止事項(違反した場合は、減点もしくは失格)
[禁止事項]
- 競技中、選手同士又は観客と会話等をしてはならない。
- 競技中、用具の貸し借りをしてはならない。
- 競技中、他の選手に迷惑をかけるような言動又は監視委員の指示に従わない等の行為には退場を命じることがある。
- 長襦袢及び振袖の衿とじ、重ね衿、伊達衿付けを事前に行うことは認めない。(ただし、長襦袢及び振袖の衿とじは、大会当日の朝、競技 前に監視委員立会いの下で、長襦袢着付までの作業時間30分とは別に20分間で行う。)
- 帯に形付けをしたり、帯結びの過程につながる過度のたたみ方をしておくことは認めない。
- 帯や着物などに糸印をつけておくことは認めない。
- 極端に完成されたボディ修正用具の使用は認めない。
- ボディ補整のパットやタオルはとじ付けてあってはいけない。
- 帯のアクセサリーは認めない。
- 袖の錘(オモリ)用の板紙等の使用は認めない。
- おはしょり芯の使用は認めない。
- ものさし類の使用は認めない。
- 助手の使用は一切認めない。(ただし、競技用具の搬出入のために、係員の指示に従って助手を控室に立ち入りさせることは差し支えない。)
[制限事項]
- 選手の服装は、競技に相応しいものとし、上衣は白いもの、下は黒又は濃紺のスカート又はスラックスとする。靴は、ヒールの低いものとする。
- 帯結びの型については、最近2年間の全日本美容講師会TMモード(第97回:平成24年9月4日「和」「宝石」、第96回:平成23年9月6日「魁」「福来」、第95回:平成23年2月1日「魅」「幻想」)で発表した帯結びの中から選ぶこと。(アレンジは不可)
- 帯あげは、入りの字型とする。
- 帯じめは、中心で結ぶこと。
- 前身頃の衽の縫目と「おはしょり」の縫目はそろえること
[準備事項]
- 中振袖の衿とじは、衿肩開きまでとする。
[衣裳類持込みに際しての禁止事項]
- a.中振袖
- 1.身幅にアールをつけて胴部を絞った仕立ては認めない。
2.袖付にあて布があってはいけない。
3.重ね衿、伊達衿は着物につけてあってはいけない。
- b.長襦袢
- 1.衿は、三河芯に半衿をつけたもの以外は認めない。その他特別に考案・加工された、特殊な形式のものも認めない。
2.半衿は白無地とする。
3.上下セパレートのものは認めない。
4.巡礼衿は認めない。
5.後衿の力布は、あってはいけない。
- c.帯
- 特定のひだの折り癖が強くつけられているものは認めない。
- d.着付小物
- コーリンベルトの使用は認めない。
[注]競技用具は、大会当日の朝、競技前に監視委員が厳重に点検を行う。
- その他の注意事項
- アイロンは使用できない。
- 控室に電源の設備はない。
- 競技終了後、選手は直ちに器具その他を持って退場しなければならない。
- ポーズは両袖の振りを返す。
- 競技用具の準備(選手が準備するもの)
- a.(1)中振袖 (2)重ね衿又は伊達衿 (3)袋帯(六通又は全通) (4)長襦袢(長襦袢の衿は三河芯に半衿をつけたもの。ただし、内側の衿とじ付けは事前にしてあってはならない。) (5)帯〆、帯あげ (6)衣装敷(並判)(7)衣装入れ
- b.小物付属品「肌襦袢、裾よけ又はワンピース型肌着、腰ひも、ゴム仮ひも(寿仮ひも可)、伊達巻き(2本)、ボディ修正用具(綿花、タオル、さらし又はガーゼ)、帯枕、帯板、カラーバンド又は輪ゴム、クリップ類、衿芯(長襦袢及び着物用として和紙〈半紙、障子紙、奉書紙(やわらかい物)〉を使用のこと。ただし、折ってあってはならない。)
- c.裁縫用具一式
洋装ブライダル競技
- 出場資格 美容師免許取得者
- モデルを使用して行う
- ウェディング・ドレス着付
通常チャペルでの挙式に相応しいもので、ドレスの色は挙式に相応しい範囲の白(ホワイト、オフホワイト、クリームは可、シルバー、ゴールドは不可)、ヘアスタイルは自由とする。
競技は「ヘアの仕上げ、ベースメイク(ファンデーション、パウダーまで)、ドレス着付」までの作業と「メイク仕上げ」の作業、「ベール着用」の作業に分けて行う。「ヘアの仕上げ、ベースメイク(ファンデーション、パウダーまで)、ドレス着付」までの作業は、監視委員立会いの下に控室等で行い、「メイク仕上げ」、「ベール着用」の作業は競技場で行う
- 競技時間
ヘアの仕上げ、ベースメイク、ドレス着付 控室にて作業……60分
メイク仕上げ 競技場にて作業……20分
<審査1>
ベール着用、モデルのポーズ付け 競技場にて作業…… 7分
<審査2>
- 競技に関する制限及び禁止事項(違反した場合は、減点もしくは失格)
[禁止事項]
- 競技中、選手同士又はモデル、観客と会話等をしてはならない。
- 競技中、用具の貸し借りをしてはならない。
- 競技中、他の選手に迷惑をかけるような言動及び監視委員の指示に従わない等の行為には退場を命じることがある。
- 競技中、モデルは選手の手助けをしてはならない。
- モデルのカラーコンタクトの使用は禁止する。
- ブーケは禁止する。
- ベールは、モデルの顔に掛かってはいけない。
- モデルは競技開始前に、デコルテ、顔の化粧がしてあってはならない
- モデルが自ら化粧施術することを禁止する。(アイテープ及びつけまつ毛をモデルがつけて来たり、競技中モデルがつけてはいけない。選手が競技時間中につけること。)
- ベール着用時の用具等をモデルが持つことは差し支えない。
- 助手の使用は一切認めない。(ただし、競技用具の搬出入のために、係員の指示に従い助手を指定した場所まで立ち入りさせることは差し支えない。)
- 競技終了後、選手はモデルに一切触れてはならない。
[制限事項]
- 選手の服装は、競技に相応しいものとし、上衣は白いもの、下は黒又は濃紺のスカート又はスラックスとする。靴は、ヒールの低いものとする。
- モデルは、大会から提供されるケープを着用しなければならない。
- モデルのケープは、「メイク仕上げ」の競技時間内(20分間)で取らなければならない。
- 「ベール着用」作業時のヘアスタイルは、審査1の状態を変えないでベールを着用させなければならない。
- ドレスのトレーン、ベールは競技スペースから出てはならない。
- トータルバランスを考えて過剰にならない範囲で、ヘアピース、ヘアアクセサリーの使用は許可されるが、使用したヘアピースやヘアアクセサリーが頭部の1/2以上を覆ってはならない。
- ヘアアクセサリー及びティアラは、事前につけてあってもかまわない
(ただし、競技場でつける場合は、競技時間内でつけなければならない。)
- イヤリング、ネックレス等は、事前につけてあってもかまわない。
(ただし、競技場でつける場合は、競技時間内でつけなければならない。)
- ネオンカラー(蛍光色)を除き、カラーの選定は自由である。ただし、極端なものではなく営業の範囲にとどまるものでなければならない。
[準備事項]
- オリジナルセットは事前に作り、ヘアのドライングが完了されている状態で会場入りしなければならない。
- その他の注意事項
- 競技に必要なすべての道具の使用を認める。
- 控室及び競技ステージには、ドライヤー、電源等の設備はない。
- 器具用具は、隣の選手の邪魔とならないよう、自分のスペース内できちんと整理されていなければならない。
- 競技用具の準備(選手が準備するもの)
- a. ウェディングドレス一式
- b. ヘア用具一式
- c. 化粧用具一式
- d. 卓上鏡
- e. 必要な小物類
- f. 敷物(控室でドレス着用時に床に敷くもの)
花嫁化粧着付競技の部
- 色直し振袖(おはしょり)着付
通常披露宴でのお色直しとして用いられるもの。
競技は、「衿とじ」の作業及び「化粧、かつら装着、ボディ修正、長襦袢着付」までの作業と「振袖着付、帯結び」の作業に分けて行う。
長襦袢着付までの作業は監視委員立会いの下に控室等で行い、「振袖着付、帯結び」の作業は競技場で行う。
- 出場資格 美容師免許取得者
- 競技時間
衿とじの作業 …… 25分(控室)
長襦袢着付までの作業 …… 80分(控室)
振袖着付、帯結びの作業 …… 20分
- 競技に関する制限及び禁止事項
(違反した場合は、減点もしくは失格となる
[禁止事項]
- 競技中、選手同士又はモデル・観客と会話等をしてはならない。
- 競技中、用具の貸し借りをしてはならない。
- 競技中、他の選手に迷惑をかけるような言動及び監視委員の指示に従わない当の行為は、退場を命じることがある。
- 長襦袢及び色留袖の衿とじを事前に行うことは認めない。(ただし、長襦袢及び色留袖の衿とじは、大会当日の朝、競技前に監視委員の立会いの下で、長襦袢着付までの作業時間80分とは別に25分間で行う。長襦袢及び着物をたたむ時間は含まない。)
- 帯に形付けをしたり、帯結びの過程につながる過度のたたみ方をしておくことは認めない。
- 帯や着物などに糸印をつけておくことは認めない。
- かつらの下地作り、あるいはかつらに、くし・こうがいなどを取り付けておくことは認めない。
- 極端に完成されたボディ修正用具の使用は認めない。
- ボディ補整のパットやタオルはとじ付けてあってはいけない。
- ブラジャー(和装用を含む)は禁止する。
- 袖の錘用の板紙等の使用は認めない。
- ものさし類の使用は認めない。
- モデルは競技開始前に、えり、顔の化粧がしてあってはならない。
- モデルは競技中はもとより、控室にあっても化粧施術を禁止する。(アイテープ及びつけまつ毛をモデルがつけてきたり、競技中モデルがつけることは認めない。選手が競技時間の中でつけること。)
- モデルが、ひも・伊達巻・帯あげなどを結ぶことは認めない。(ただし、ひも・伊達巻・帯あげなどを腕にかけたり、手に持つことは差し支えない。)
- モデルが、袖・衿元・裾などを修正することは認めない。(ただし、たもとを持ち上げること及び衿合せを押さえることは差し支えない。)
- 競技終了後、選手はモデルに一切触れてはならない。
- 助手の使用は一切認めない。(ただし、競技用具搬出入のために、係員の指示に従って助手を指定した場所まで立ち入りさせることは差し支えない。)
[制限事項]
- 選手の服装は、競技に相応しいものとし、上衣は白いもの、下は黒又は濃紺のスカート又はスラックスとする。靴は、ヒールの低いものとする。
- 帯結びの型については、立矢型とする。
- 前見頃の衽の縫目と「おはしょり」の縫目はそろえること。
[衣裳類持込に際しての禁止事項]
- (a)振袖
- 1.身幅にアールをつけて胴部を絞った仕立ては認めない。
2.比翼(裾)は、つけてあるところから、裾ふきまで一切表布にとじてあってはいけない。
3.立て褄の比翼は、胴裏につけてあるところから衽つけで表布にとじてあってはいけない。
4.袖付けにあて布があってはいけない。
- (b)長襦袢
- 1.衿は、三河芯に半衿をつけたもの以外は認めない。その他、特別に考案・加工された、特殊な型式のものも認めない。
2.衿は白無地とする。
3.上下セパレートのものは認めない。
4.巡礼衿は認めない。
5.後衿の力布はあってはいけない。
- (c)帯と抱え帯
- 1.特定のひだの折癖が強くつけられているものは認めない。
- (d)着付小物
- 1.肌着、裾よけは着付教室などで開発した特殊な形式のものは認めない。
〔注〕競技用具は、大会当日の朝、競技前に監視委員が厳重に点検を行う。
- その他の注意事項
- 帯結びに使用するひもは、腰ひも又は何重のゴムひもでもよい。
- 立矢の帯の中に芯を使用してもよい。(ただし、振袖着付・帯結びの作業時間内で行うこと)
- 草履を履いて審査を行う。
- アイロンは使用できない。
- 控室に電源の設備はない。
- 競技終了後、選手は直ちに器具その他のものを持って退場しなければならない。
- 審査中のモデルのポーズは両手を軽く広げるポーズとする。
- 競技用具の準備(選手が準備するもの)
- (a)
- (1)色振袖 (2)丸帯 (3)草履 (4)長襦袢(長襦袢葉三河芯に半衿をつけたもの。ただし、内側の衿とじ付けは事前にしてあってはならない。)(5)五点セット(帯〆、帯あげ、抱え帯、扇子、はこせこ)E衣装敷(並判)
- (b)
- (1)かつら(文金高島田) (2)花こうがい(極端に派手でないもの)
※角かくしは不要
※こうがいをつける時、特殊な用具(こうがい用マジック等)の使用は禁止する。
- (c)
- 小物付属品「足袋、肌襦袢、裾よけ又はワンピース型肌着、腰ひも、板ひも、伊達巻(2本)、ボディ修正用具(綿花、タオル、さらし又はガーゼ)、帯枕、帯板、クリップ、衿芯(長襦袢及び着物用として和紙〈半紙、障子紙、奉書紙〉を使用のこと。ただし、折ってあってはならない。)」
- (d)
- 化粧用具一式
- (e)
- 裁縫用具一式
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