美容組合では、このほどフランスからジャック・フールニヨン先生をお招きし、セミナーを開催しました。
奇しくも平成25年3月11日は、東日本大震災が発生してちょうど2年のその日で、犠牲になった方々に対し全員で黙祷を捧げました。
会場には176名の美容師と、春休み中にもかかわらず、勉強熱心な学生が県内2校の美容学校から合わせて十数名集まりました。
ジャック・フールニヨン先生は、今回のセミナーでコーディネーターを務めてくださった愛知県美容講師会副会長　岩田ペリエ眞知子先生のフランスでの師であり、日本に造詣が深く、大の親日家であるということです。
13才から美容師を志し、以後50年にわたり美容師を続けてこられました。「よい芸術作品は60才以降に発表される」と日頃おっしゃっているとおり、北は鹿角市から南は羽後町まで全県から集まった者の期待を裏切らない、円熟した秀逸なテクニックを披露してくださいました。
秋田県講師会からは畠山、下総、佐々先生がボランティアで着物の着付やメイクなどを担当しました。
セミナーのステージワークでは、ジャック・フールニヨン先生がカット2名、ウェディングドレス用シニヨン1名、中振袖用シニヨン1名を制作し、プロモデル2名を含む7名の秋田美人の美しさをますます引き立てました。また、フランス人から見た日本のイメージが、赤を取り入れた和装シニヨンによく反映されていたと思います。
まだ春とは呼べないくらい厳しい寒さでしたが、とても貴重で有意義な2時間のセミナーでした。