嫁見祭りに参加して
六月二日の能代日吉神社で「嫁見祭り」に参加させていただきました。
嫁見祭りは天文二年西暦一五三三年より行われ、毎旧四月二日の申の日の前日に日吉神社にて行われ、この一年間に結婚した女性が良縁への感謝と幸せな夫婦生活を願って、もういちど花嫁姿となって行列を行い、「中の申の日」に、家族とともに参拝する風習が古くから行われいます。
戦時中は途絶えていましたが、昭和四十八年に復活して、最近は花嫁衣裳に憧れる独身女性や結婚式を挙げていなかった夫婦が参加したりしております。
柳町通り(商店街)での「嫁見道中」は平成九年より披露していて、昭和五十年〜六十年代に行われていたという花嫁行列を再現しています。
今年は、地元能代山本に加えて、京都・埼玉など県外から十五名の参加でした。
最近、着物・かつら離れしていますが現代の新しい流行を取り入れつつも、残していかなければならない日本の伝統的な雅を受け継ぎ、着物の素晴らしさや着付けの楽しさを感じながら、日々一層の努力と技術向上に努めていこうと思っています。
歴史あるこのような行事に携われたことに、心より感謝しております。北秋支部の畠山先生、大館支部の佐々木先生、おいで下さいましてありがとうございました。
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