平成21年7月27日、秋田キャッスルホテルにて第37回秋田県美容技術選手権大会が開催されました。日頃の練習成果を競う52名の選手が熱戦を繰り広げました。競技種目は7種目で結果は以下のとおりです。
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競技大会 |
順位 |
支部 |
選手氏名 |
ワインディング |
優勝 |
秋田西 |
加藤 唯 |
第2位 |
秋田西 |
森 美由紀 |
第3位 |
秋田東 |
加藤 千穂 |
カット&ブロー |
優勝 |
大館 |
佐々木一訓 |
第2位 |
大館 |
佐藤 亮一 |
第3位 |
横手南
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川越 優香 |
タウンスタイル |
優勝 |
秋田東
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加藤 侑奈 |
第2位 |
秋田西 |
河村 充華 |
第3位 |
秋田東 |
村上香奈江 |
ABS賞 |
秋田東 |
加藤 侑奈 |
AKT賞 |
秋田東 |
村上香奈江 |
AAB賞 |
秋田西 |
河村 充華 |
和装用アップスタイル |
優勝 |
大館 |
若狭 敏子 |
第2位 |
秋田西 |
秋元香央里 |
第3位 |
大館 |
松田 学 |
洋装ブライダル |
優勝 |
湯沢 |
沼澤めぐみ |
第2位 |
大曲 |
北村 敬子 |
第3位 |
秋田東 |
石黒 渚 |
黒留袖着付 |
優勝 |
大館 |
餅田 幸子 |
第2位 |
にかほ |
佐藤香緒梨 |
第3位 |
横手西 |
安部 智美 |
中振袖着付 |
優勝 |
能代 |
石川 景子 |
第2位 |
南仙北 |
成田 ルミ |
第3位 |
大館 |
藤原芙美子 |
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赤上喜久子審査委員長講評
ワインディング競技に関して、時間内に終わったのはよかったが、クオリティが今ひとつで、もう少し練習を重ねてほしい。練習イコール成果である。
カット&ブロー競技は、全体的に上手であったが、審査委員の厳しい目で見ると、もう少し長さを切り込んでもよいかと思う。全国大会においても、近年過激な色は使わなくなったので、それだけにメリハリは難しいと感じている。「カット」なので、切り込みをどこかきちんと作っていることと、必然性のある毛流れを作る「ブロー」が必要である。
タウンスタイル競技はかわいいモデルさんが多く素敵だったが、少々力みすぎの感があった。ワックスなどの仕上剤をつけすぎた作品もあり、もう少しナチュラルでもよかったのではないかと感じた。
和装用アップスタイル競技は、洋装向きと感じるものもあり、作品が多様化していた。しかし、面の場所は面をしっかり作る。夜会のように巻き込むときには、ピンが見えないように巻き込み線を真っ直ぐにする。流れるラインに対してピニングするときは、毛流れに梳かしこんで見えなくするなどの基本が大事。
洋装ブライダル競技はよく研究して頑張っていたが、すき毛が少し浮いてしまったものもあった。また、ディテールに注意をはらって、毛先のブローをもう少しよくしたほうがよいと思う。横から見て、頭の土台が見え見えになってしまわないように注意してほしい。ベール着用では、しっかりピンを食い込ませる、左右のベールの肩にかかり方を揃えること。メイクはベースをおろそかにしない、こってり厚すぎたり、ムラができないようにするなどの基本が重要である。
黒留袖着付競技は、よかったところは家紋がキチンと出ていたこと。注意事項は背縫いをまっすぐにする、衽線を揃える、留袖は帯巾から帯揚げがあまりとび出していてもいけない。扇子は帯の奥に入れると体に食い込んで苦しいので、帯と帯の間に入れたほうがよい。また、不祝儀のときの帯〆の締め方の作品がひとつあったのは残念だ。
中振袖着付競技もよく勉強していて大変よかったが、離れて見ると帯〆の中心がずれていたりしたものがあった。後から直そうというのではなく、ここよし、ここよし、とひとつずつ仕上げていくのがいいと思う。
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