牛の歩むが如く
4月23日開催の支部総会の重要ポイントは「役員改選」でした。
支部の皆様から選任して頂いたこれまでの4期8年間、どうあるべきか思い悩んでいた支部運営体制の理想像が、最善では無いにしろ、ある自分なりの結論に辿り着き、提案してみよう、と心に決めたからです。
それは、トップが頻繁に替わると運営に対する考え方が組合員に浸透しづらく、逆に長すぎるとワンマン運営に陥り易く後を引き継ぐ者が難儀する、というのが組織運営の常ならば、トップは長すぎるほどはやらない、引き継ぎも円滑にできるようにするためトップを補佐する立場を経験できる組合員を多くする、というものでした。
トップとしてはどうしても自分に考え方も物理的な距離も近い人を補佐役にと偏ってしまいがちになり、それでは組合員に運営内容は伝わりにくいと感じ続けていたため、つまりは「副支部長の地域割り」というものなのです(とうにそうしてるよ、という支部もあると思います)が、単に「そうします」という一方通行ではなく「そうしたらいかがか」という提案に対する「組合員の合意」が重要と考えたからです。
勿論、これを実行するためには私自身が支部長に選任されることが前提でしたが、幸いそのようになりましたので、ぼんやりと思い描いておりました自己の理想像(些細なことを大仰にと感じられるかもしれませんが)を形にするのにこの度の総会まで8年の歳月を費やしてしまいました。
また、支部に対するアドバイザー的な立場としての当支部の会計監査はこれまでどおりと考えていたのですが、こうした想いを察してか若手に経験を積ませるべきとして自ら退いた方もおり、次代へ向けて少しづつ動き始めた今年度の総会でした。
勿論、会計は他人様の金銭を預けるに足りる方を出席者全員で厳選したことは言うまでもありませんし、総会後の懇親会も和やかに、穏やかに、楽しく過ごせましたことは例年と何ら変わらない総会であったことも記すまでもありません。
支部の皆さん、この先の2年間も、どうぞ宜しくお願いします。
大曲支部長
菅原
|